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アレス動物医療センター

うさぎの病気 耳が腫れあがっている

緊急性

 元気、食欲があるなら今日、明日中(せめて今週中には)動物病院へ行ってください。
 元気食欲がないようなら迷わず今すぐ動物病院へ行ってください。

解説

 耳がまるで水でもたまっているかのようにパンパンに腫れあがる状態は、耳血腫という病気のことが多いです。
 でなければその他の[腫れ]ということもありえますが。

 耳血腫とはその名の通り耳に血がたまる病気です。
 今まで2度ほどしか見たことがないので、めったにないとは思いますが、やはり放置できる病気ではありません。

 治療法は毎日毎日病院へ行って血を抜きつづけるか(1週間で治るか、それとも何ヶ月もかかるかは予想できませんが)、あるいは手術をしてしまうかです。

 命に関わる病気ではないかもしれませんが、ほっておくと醜く耳が変形してしまいます。

 手術をすればその変形が軽く済み(それでも元の形に完全に戻ることはないと思っていたほうがいいでしょう)、血を抜きつづけるという治療法ではかなり変形します(それでもほっておくよりはずっとましですが)。

 獣医師の好みや、そのこの年齢にもよりますが、私は手術をしてあげたほうがよいと思います。
 ちなみに経験したこのうち一人は、1週間毎日血を抜いているうちにたまらなくなり、もう一人は2週間続けてもまったく改善がなかったので手術になりました。

 この耳血腫は、下地に外耳炎や耳の腫瘍など隠れた原因があることが多いようです。
 ですから耳血腫の治療とともに、下地にある問題を見つけ、解決する必要があるでしょう。
 
 あなたのお子さんが耳に血がたまって2倍、3倍の大きさになってたらと想像してみてください。
 ほら、病院へ行きたくなったでしょう?


アレス動物医療センター

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