元気、食欲があるなら今日、明日中(せめて今週中には)動物病院へ行ってください。
元気食欲がないようなら迷わず今すぐ動物病院へ行ってください。
尿の色が赤い(あるいは膣から血が出ている)というと大雑把に3つに分類されます。
一つは色素尿という正常な尿、もう一つは血尿(膀胱などからの出血)、最後に子宮からの出血です。
色素尿とは、赤いだけの特に問題のない尿で、植物(食餌)の色素から来ているのではないかと言われています。
つまり治療の必要はありません。
血尿は大きな問題です。
どんな原因が挙げられるかというと、膀胱炎、膀胱結石、膀胱の癌、腎臓の疾患などが一般的なところでしょうか。
いずれも急いで治療を開始しなければ命に関わることもあります。
ちなみに膀胱結石は成長期を過ぎた後もアルファルファ中心の食餌をしていると起こることが多いようで(ペレットにしろ、干し草にしろ)、これはアルファルファが過剰にカルシウムを含有していることに由来します。
子宮からの出血と言うと、子宮の癌、流産、子宮の炎症などが挙げられます。
これらの問題も急を要するものばかりで、原因によっては手術をしなければ命に関わります。
うさぎの種類にもよりますが、4歳を超えたメスうさぎの子宮癌発生率は50から80%と異常に高いものです。
うさぎの手術というのはそれなりに危険を有するものですが(出血がどうのというより、むしろ麻酔の危険性のほうが高いのかもしれませんが)、そのリスクを恐れて指をくわえてみていると、助かるはずの命をみすみす逃してしまいます。
すぐに悲観してしまわず、獣医師の話に耳を傾けてみてください。
赤い尿が出てきたときに、これをどれだけ眺めていても、正常な色素尿なのか、重大な病気なのかは区別がつきません。
動物病院で調べてもらわないとわからないのです。
理想をいうなら、うさぎの尿をスポイトか何かで吸いとって持っていくか、あるいは柔らかい綿花に染みこませて持っていくかすると、診断がスムーズに進むと思われます。
行動せずに後で後悔するよりは、速めに行動にうつして後で笑い話にしましょう。
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