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アレス動物医療センター

不正咬合は必ず治療が必要なのか?

疑問、質問

13歳のネザーランドドワーフなのですが、カチカチ、ゴリゴリと寝ていても音をさせていて、以前はあまり食べなかった牧草も最近になって急に食べ始めました。

主治医には診せたのですが、鼻水なども併発している事から奥歯の不正咬合であると言われました。
しかし、うちの子が医師に毛を逆撫でされただけで帰宅後ずっと毛繕いをする程綺麗好きで神経質なのもあり、主治医には麻酔はリスクがあるからそのままで、と言われました。

殆ど寿命に近いこともあり、麻酔でコロっと逝ってしまうなら残りの時間を一緒に過ごしたほうがいいのかなとも思ったのですが、可能性があった事を後悔するのも怖いので、一度高齢うさぎの不正咬合治療、麻酔についてこちらで伺いたくご連絡致しました。

よければ見解お聞かせいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

お返事

 その子の食生活にもよりますが、処置をしても早い子だと1〜2カ月でまた伸びてきて、処置をすることになります。

 当院で毎月食欲が落ち、その都度麻酔をかけて処置をしている14歳のうさぎさんがいますが、毎回飼い主さんと「今回こそは」と覚悟を決めて戦っております。

 13歳ともなると麻酔のリスクは10%はあると考えるべきであり(処置をしても1月後にはまたやることになるかもしれないので)、大事なのはそのリスクに見合うだけの得られるものがあるかどうかです。

 先の14歳の子は食欲が落ちるので、そのまま放置すれば100%餓死するわけですから、10%のリスクを負ってでもやるべきだと思いますし、逆に食欲も旺盛で、体重もベスト体重をキープしている(やせてきていない)場合は、あまり処置をお勧めしていません・

 13歳という年齢よりも、そちらのうさぎさんが理想体重をキープできるほど食欲があるかどうかが大事なのではないかと思います。  


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