疑問、質問
一つ質問ですが、家のうさうさはチモシーを生まれてこのかた与えられた事がないから食べたくないのか、不正交合だから食べれないのか判らないのです。ペレットは食べるので、同じ大きさに切ってみたりしていますが、ダックス先生はどう思われますか?歯のせいではないなら気長に与えてみようと思うのですが。
(一部ホームページ用に中略しております)
お返事
まず大前提として、うさぎの診療に長けた動物病院で不正咬合がないことを確認してもらってからの戦いになります。
そして不正咬合(あるいはほかの食欲不振につながる病気)がないのであれば、わがままの可能性は高くなると思います。
うさぎは食に対して頑固なので、大人になってから牧草を食べるように仕向けるのはなかなか大変です。
牧草を食べてもらうためのいろいろな努力が必要かと思います(あきらめずに)。
またペレットの量がちゃんと理想体重(今の体重ではなく、本来目指すべき体重)の1.5%以下であることも条件になります。
チャレンジとして、たとえばミキサーで粉末状にして、ふりかけのようにペレットにかけ、徐々にミキサーで砕く大きさを荒くするとか、アルファルファからまずチャレンジして、徐々に混ぜていくとか、場合によっては他のインターネットで売っている生牧草あたりからチャレンジしてみるとかが、一般的かもしれません。
うちの患者さんで、あるメーカーの(北海道かどこかだったと思うのですが)イタリアングラスの生牧草だけは無条件で食べてくれるのに、うちの牧草を含め、他は一切食べてくれないという子もいます。
その子は初めはその牧場の生牧草しか食べませんでしたが、1年以上たったあたりで同じメーカーのイタリアングラスの乾草も食べてくれるようになりました。
同じチモシーでもメーカーや産地によっても違い、牧草の種類が違えばなおさらです。
一つの種類、メーカーの牧草がだめでも、あきらめずに地道にチャレンジすることが大事なのかもしれません。
そのイタリアングラスを食べることを発見した飼い主さんも、その牧草にたどり着くのに、十数種類もの牧草をチャレンジしたそうです。
大変な根気が要求されますが、あきらめずに、がんばってみましょう。