あなたがウサギに出来ることは　獣医師による　うさぎ専門情報サイトです。

　さて一般的なペット（犬、猫、ウサギなど）の中で生理（の様なもの）があるのは犬だけです。

　厳密には犬の発情中の陰部からの出血は、人間の生理とは根本的に違うもので、本当は犬のも「生理」ではないのですが、少なくとも発情期間中出血があるのは事実です。

　しかしウサギにはこのようなものもなく、陰部からの出血は即病気とつながります。
　実は色素尿が血のように見えて、ということはあるかもしれませんが、それが血だとしたら、基本的には病気と考えたほうが良いでしょう。

　時々うさぎの陰部からの出血を［うさぎの生理かも？］と、病院へ行くのをためらわれている方がいらっしゃいますが（よくメールをいただきますが）、その場合は、急いで病院へ駆け込まなければいけないときです。

　特に4歳以上のうさぎさんの場合、子宮がんなどの子宮疾患を疑う必要があります。
　子宮がんなどの場合一度出血しても2，3日で（治療せずに）勝手に収まる場合も多いので、この場合「自然に治った!」ではなく、より子宮疾患の可能性を強く疑う必要があります。