一週間前ペットショップで爪切りをしてもらったところ後足の2本を深爪されて出血しました。
奥のトリミングルームで処置していたのでその時の様子はわかりませんが、出てきたとき足の先がだいぶ血で汚れていた気がします。
とにかく本兎はショックだったようで、早く帰りたがり帰宅するとケージに閉じこもって数時間餌も食べませんでした。
心配だったのですがショックを受けているところで、また連れ出しても・・・と思い病院へは行っていません。
現在本うさは元気でびよんびよん遊んでいますが、HPで公開したところ他にもそういった経験のある方が多数いらっしゃって(中には獣医さんにやってもらったのに。という方も)、みなさん「深爪なんてたいしたことはない」と言われたそうですが、そう楽観視できないきがします。
深爪の度合いにもよると思いますが、たいした事のない深爪って、どの程度のことなんでしょうか?教えて下さい。
余談ですが爪を伸ばしていると神経や血管ものびるからマメに切った方がいい。とおっしゃって毎回、深爪で出血するのも当たり前。な獣医さんの話を聞きました。
かかっている飼い主さんも「そんな痛くないらしいし」と信じていらっしゃいます。
おせっかいですが、うさぎさんの為に飼い主のみなさんには本当のことを伝えたいと私は思っています。血が出て痛くないなんてありえないと思うのですが・・。
長々と失礼致しました。今後とも宜しくお願い致します。
(一部ホームページ用に中略しております)
さて、ご質問の件ですが、ちょっと耳の痛いものですね。
と、いうのも、私も黒爪の(血管の見えない爪の)出血を見たことは何度かあります。
言い訳以外の何ものでもないのですが、血管の見えない爪はあてずっぽうで切るしかないのです(でもいいわけです)。
ただ、痛くないかと言うと、そんなことはないと思います。
たんに私達がうさぎの声を理解出来ないだけで、本当は痛くて痛くてしょうがないはずです(というのも私の勝手な想像なのですが)。
ほっといていけない深爪というのは、圧迫止血だけでは出血の止まらない深爪です。
この場合薬剤や、あるいは熱により止血しなければいけないということになります。
まめに切らないと神経や血管が伸びるというのは本当で、ウサギがあまり運動せず爪が伸び放題のくせに、飼い主さんが月1回くらいの頻度で爪切りに来ないということになると、ありうることです。
で、このようなうさぎさんは爪がどこかに引っかかってそれがもとで怪我などをしないように、出血覚悟で深爪をしなければならないこともあります。
また、見知らぬ人に抑えられて爪を切られるという行為はウサギにとっては相当なストレスで、日頃おとなしくても爪切りのだんになると暴れたおすこもおり、この場合獣医師の希望とはちがって深爪になってしまう場合もあります(早い話失敗です)。
では麻酔をかければ綺麗に切れるのですが、毎月の爪切りに麻酔代を含めて何千円もいただいた上に、麻酔の危険性をウサギに負わせることができるかというと、これも無理な話ということになります。
ですから、と言うわけではないのですが、確かに爪きりで出血を見ることは意外とよくあることなのです。
ただ、うさぎは痛くないからというのは言い訳にはなりません。
確かに深爪で死ぬことはまずないでしょう。
出血が止まらないということもまずないでしょう。
でも、痛いことには変わりないですし、ウサギに痛みを与えるということ事態、罪は罪なのです。
獣医師は痛い目にあわせたことに引け目を感じ、「うさぎは深爪しても痛くないから」などと言い訳せず、ウサギにたいして「ごめんね」と思わなければならないのです。
最後に言い訳です。
それでも嫌がるうさぎの爪をすべて無事に切るのは難しいのです。
・・・往生際が悪いですね。
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