初めまして 今日このHOMEPAGEを見つけてじっくり見させていただきました、本当にウサギに詳しい獣医さんは少ないので、ウサギ飼いにとってはすごくありがたいです、これからもうさぎの為にがんばってください。
で、早速質問させてください、家にメルという8ヶ月になる雌のミニウサギがいるのですが、その子の目の周り(右目だけ)が1週間ぐらい前から濡れているのに気付いて、病院につれていったら多分結膜炎ではないかと言われて目薬を貰って5日間ぐらい目薬を差しているのですが、良くなる気配が全くありません。
結膜炎とハッキリわかっていればいいんですけど、特に眼球(奥の部分も含めて)が赤くなっているわけでもないし、痛がったり、痒がったりしている様子もないし、クシャミがでるとか食欲元気がないとか症状が殆どありません。
ちょと気になる事といえば、少し右目を開けづらそうにしている事と、少し目の周り(目蓋?)がピンクがかっていることぐらいです。あまりにも症状がないので逆に不安になります。もし何か心当たりがあれば教えてください。
さて、ご質問の件ですが、目やにではなく、涙がというのでしたら、鼻涙管閉塞という病気が考えられます(他にもあるのですが、一般的なところで)。
涙というのは24時間休むことなく作られているのですが、これは常に鼻涙管という管(ウサギには1つしかないのですが)を通って、鼻に流れ、目からはあふれないようになっています。
でこれが何らかの原因で詰まってしまうと涙があふれてくるわけです。
ではなぜ詰まってしまうかと言いますと、次のような原因が考えられます。
1.臼歯の歯根が伸びすぎるなどにより、鼻涙管が歯根で圧迫されている(最も多いと思われます)
2.パスツレラなどの細菌感染により雑菌などが鼻涙管に詰まって閉塞している
3.先天的に鼻涙管が細く、ゴミなどが詰まっている
直接的な治療はと言いますと、鼻涙管洗浄と言って、鼻涙管を洗い流す作業を行うというのが一般的です。
ただ、いずれの原因にしても、大元の原因(臼歯の歯根やパスツレラ感染など)が解決しないと、再発を繰り返すというのがほとんどです。
出来たら口腔内検査をしてもらい、歯に問題がないかどうかを判別してもらうというのを、鼻涙管洗浄とともにしてもらったほうが良いかもしれません。
もし本当に臼歯に問題があったら、その処置をしてもらわなければいけないということになるのでしょうが、臼歯が伸びすぎて抜歯をしなければ、ということになると大手術ですし、それが必ずしも吉と出るとは限らないのでこのあたりから専門の先生の判断となってくると思います。
出来る獣医師も限られてきますし、本当に抜歯が最適な選択かを判別するのもなかなか難しいでしょう。
とにかく、まずは獣医師の診察を、というところでしょうか。
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