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アレス動物医療センター

うさぎの飼い方 繊維質(粗繊維)

2015/4/6更新

 ウサギにとってもっとも大事な栄養は?と問われたら、「繊維でしょう」と答えます。

 これは栄養源としてというよりも、むしろ胃の運動を活発にするためと言えるでしょう。

 そういう意味では、ペレットに含まれている細かい繊維よりも、干し草やワラなどの粗く(大きい)消化しにくい繊維のほうが、(同じアルファルファやチモシーにしても)より効果的です。

 ペレットを選ぶときには繊維質を中心に選ばなければいけませんし、野菜も繊維質の豊富なものを選ぶ必要があります。

 繊維質をいつでもとれるように、干し草やワラは欠かさずケージの中に入れておくべきでしょう。
 仕事帰りにケージを見たら、牧草入れが空っぽになってた、なんてことは絶対ないように。
 一つの牧草入れで足りないようなら、ケージ外付けの牧草入れにいっぱい、中のお皿にいっぱい、天井からつり下げるボール型牧草入れにいっぱい、くらいの感じでもよいくらいです。
 なにしろ、食べずに、散らかす分もありますからね。

 成長期のこでも繊維質18%以上のペレットはあげたいところですし、大人になった後では18%以上(ウサギが喜んで食べてくれるなら20から25%)は最低でもあげたいですね。

 うさぎは繊維質をとってなんぼの生き物です。
 大げさでなく、繊維質を充分取らなければ、生きていけないのです。

 ヨーグルトよりも、パイナップルよりも、何よりも繊維が必要です。  


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