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アレス動物医療センター

おかげさまで

 連日テレビなどで報道されている石川能登の地震ですが,病院がある富山県でも震度5弱と,結構な揺れでした。

 私はというと,2年ぶりくらいのかなりひどい風邪を引いた日で,意識が若干朦朧としながら車に乗っており(危ない),車庫入れをし,車を止めたつもりが,がたがたと激しく車体が揺れ,これは何かに乗り上げたのか,それともこの風邪しゃれにならないことになっているのかと,自分と車の心配をしていました。
 それが地震だと気づくのにけっこう長い時間を要したところを見ると,それなりにしゃれにならない風邪だったのかもしれません。

 震度5弱とはいえ,病院は物一つ落ちることがなく,せいぜいアパートの乱雑に積み上げられていた小説や漫画が雪崩を起こしていた程度でした。

 私自身は自分の風邪にていっぱいで,地震に関しては「北陸にしてはおっきい地震だったなー」という程度の認識。
 地震後も余震なのか体のふらつきなのか区別がつかず,ただひたすら眠り続ける毎日でしたので,テレビを見る余裕もなく,あんなに大きな被害が出ている地域があるとは思いもよらずというところでした。

 地震の日を境に「そちらは大丈夫ですか?」というメールと電話がすごい勢いで集まってきました。
 ホームページをご覧になっている方々からももちろんですが,大阪の師匠や大学のときの恩師,同級生,はては大阪の病院にいたときに一時期勤めていた看護師さんまで,「うぁー,なっつかし〜」という面々からの大丈夫か?コール。
 「こっちは全然大丈夫ですよー(体はぼろぼろだけど)」と答え
 みんな大げさだなー,とか思いながら,不謹慎にも懐かしい声に,ちょっと喜んでいました。

 それがようやく2,3日前からうどん以外のものがのどを通るようになり,テレビをつける元気が出てきて,初めて地震の被害の大きさを知りました。
 もちろん実際被害の激しいところもあるのでしょうが,あの報道を見ているとまるで石川あたりは壊滅状態なのではという錯覚を覚え,あれはたしかに心配するわ,と納得しました。

 この場を借りて心配してくださった方々に報告させていただきます。
 病院も,アパートも,石川の実家も何の被害もありませんでした。
 体のほうも3日前よりようやくきちんと診察ができるようになりました。
 逆にいうと4日間も大して働いていませんでした。
 スタッフの皆さん申し訳ないです。
 
 4日も働かなくても病院がきちんと稼動してくれるのは,本当に助かります。
 体を治すことに専念できるんですから,スタッフには足を向けて眠れません。

 昔一人ぼっちで開業していたときに食中毒になり,トイレに常に待機し,病院の扉が開くとともに患者さんのおで迎えに走っていったときのことが,本当に懐かしいです(汚いなー)。
 
 おかげさまで病院も私も大丈夫です。
 ご心配をおかけして,本当に申し訳ありませんでした。
 でも,とてもうれしかったです^^。 


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