ようやく正月が終わろうとしています。
長かった。
今年の正月はめちゃめちゃ長く感じた…
どうにかそろそろ通常運航になりそうな気配です。
うちは年中無休の動物病院なので、盆も正月もないのですが、やはり世の中働き方改革のご時世。
ファミレスやファーストフード店ですらお休みにしているお店が増えてきているくらいですから、動物病院も右にならえでほとんど閉まってしまうのです。
ほんの数年前までは独り身だったので、正月動物病院を開けていることに特に違和感は感じてなかったのですが、結婚して年始の挨拶だったり、親戚のおうちに行くような人並みの行事を行うようになと、「まあ、そらそうだわな。家族サービスだって大事だよね」と思うようになりました。
ようやく人並みです。
それでももしかしたら年々正月休みにする動物病院が増えているのか、あるいはたまたま今年がそうだったのか、まあ今年の正月は忙しいこと忙しいこと。
おしっこが出ない。
嘔吐が止まらない。
痙攣が止まらない。
首が傾いて戻らない。
1週間前から食欲がない(もう少し早く来い)。
…もうてんやわんやてんやわんや…
昨年まではここまで忙しくなかった印象なのですが、たまたま急病患者さんが大量に出てしまったのか、あるいは正月休みの動物病院さんが増えてきたのか、これはあかんという混雑具合。
年末年始、盆、ゴールデンウィークはそもそも重病の患者さんしかやってこないわけで、そんな重病患者さんをずいぶん待たせてしまったのではないでしょうか。
午前の診療は昼休みに入っても終わることができず、結局ずるずると午後診療の直前まで続き、午後診療は17時までなのに、ずるずると18時過ぎまで続いてたかと思ったら時間外の急患さんがいつの間にか待合に座ってて、なんだーかんだーとやっているうちに、「これって平日の診療時間と何が違うん!?」という終了時間。
あかんです。
世の中の働き方改革の波に乗り遅れて、なんかややブラックな職場と化している。
今はまだ40代半ばですから良いのですが、これがあと5年、10年たつとほんとに体力的にまずいんではなかろうかと思うのです。
じゃあ年中無休を辞めようかと思うと、それはそれで県に1軒か2軒くらいはやってる動物病院があったほうが良いんじゃないの?
まったくなかったら元旦に餅を飲み込んだ子はどうしたらいいの?
なんて考えすぎかもしれないことを考えちゃうわけです。
ぼちぼちスタッフの多い病院の義務ではないかと思ってみたり
スタッフだって、こたつ入って、ミカンの皮むきながら、紅〇だったり、笑っ〇はいけないだったり、見ながらダラダラする権利があるんでないのと思ってみたり
自分が思うほど、絶対に自分(あるいはうちの動物病院)が世の中に必要とされているとは限らないわけで、なきゃないで世の中何となく回るようにはできていて、世間的にはそんな一大事でも何でもないんでしょうが…
まあ、これはやっぱり性格的なもんですかね。
良いカッコしいというか、外面が良いというか、八方美人というか
疲れたー、もう嫌だー、おうち帰りたいー
とか言いながら来年も、再来年もなんだかんだと開院している気がします。
年末年始入院室をパンパンにしていた入院患者さんが一人帰り、二人帰り、ようやく残り数人になってきました。
残りの子たちも、どうにか無事元気に退院して、ああ頑張ってよかったじゃないか、僕たちの苦労は無駄じゃなかったじゃないかと思えれば、今年もなんだか良い一年になる気がします。
最後になりましたが、本年もよろしくお願い致します。
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