はやいもので15年です。
何がって？
それはこのホームページを立ち上げてから15年たった、ということです。
まさかこんなに長く続くとは、お釈迦様でも知らぬ仏のお富さん。
惰性とはいえ長く続けていると恐ろしいもので、いまでは毎月1万件以上もの方が見に来てくれているようで、もうちょっとやそっとではやめられないというのも事実です。
時の流れは速いですねー
まだネットが今ほど活用されていなかった2000年。
ウサギは下痢したらヨーグルト食わせとけと言われていた2000年から、もう15年経ったのですよ。
すごくないです？
どれくらい前かというと、テレビで「ブギー○ップは笑わない」が始まった頃ですよ。
え？わかりづらい！？
「魔方陣グル○ル」が始まった頃、「ラ○ひな」が始まった頃ですよ。
え？なんでわからないんですか？
しょうがないですねぇ、福山さんの「桜○」とかスマ○プの「らい○んハート」が流行っていた頃です（そう思うと大して前でない気がするのが怖い）。
幼稚園児も大学3年生になっちゃいます。
私もまだ27歳でした。
多分もうちょっとピチピチしていたと思います。
よくもまあ15年も続けてきたなと思います。
大した趣味がない自分と思っていましたが、これはこれでもう趣味と言っていいのかもしれません。
開業当初はともかく、ぼちぼち忙しくなった今も、こうやってのんきに続けていられるのは、やはりスタッフのお陰ではないかと思います。
診療、手術、獣医学雑誌の連載、経理、事務仕事、もろもろの作業を行いながらも、それでも時間が作れるというのは、リップサービスでもなんでもなく、単純にスタッフが私の時間を作ってくれているのです。
ほら今も、このコラムを私が書いている最中も、みんな忙しそうに働いています（お前も働け）。
自分はほんとうに人との出会いという点に関しては、恵まれていると思います。
特別頭が良いわけでも、顔が良いわけでも、実家がお金持ちなわけでも、手先が器用なわけでもありませんが、人との出会いにおいては天賦の才能があるのではないかと思っております。
宝くじは当たらない、おみくじではだいたい小吉、じゃんけんはいつも負け、あみだくじはいつも外れ、UFOキャッチャーでは何も取れない（それは技術）、そんな私を見かねて、おそらく神様がこの才能だけはくれたんでしょうね。
当時さほど人気職でもなかった獣医学科への進学を両親は支え続けてくれました（大して裕福でもないのに）。
大学で素晴らしい先生方に出会い、大阪で偉大な師に出会い、富山の恵まれた土地での開業を薦めてくれる人に出会い、富山に縁もゆかりもない私を受け入れてくれた近隣の先生方に出会い、看護師もいない一人ぼっちの動物病院にもかかわらず通い続けてくれる患者さんたちに出会い、10年以上も支え続けてくれる弟子やスタッフに出会い。
ほんとうに有難いことです。
どこかでこの中の誰かに一人でも出会わなければ、今の自分はなく、今の動物病院もなく、今のんきにひとりごとを更新している時間もないわけです。
不思議じゃないですか？
あ〜の日 あ〜の時 あ〜の場所で キミに逢えなかあったらぁ〜
ってやつです。
こういうことは日頃から感謝して日々生きていかなければいけないのでしょうが、なかなかそこまで清く正しく美しくは生きていないので、こういう節目節目に感じたりするわけです。
そういうのはきちんとスタッフに言ってあげなさい、というような声が聞こえてきそうですが
そこはそれ、ほら、なんだか気恥ずかしいじゃないですか。
男は黙ってサッポロ○ールという名言もありますので、朝からずっと感謝の気持を込めて、スタッフみんなに念を送っているのです（だから仕事しろ）。
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