今月も早いもので、後2日で4月です。
新学期、新入生、新入社員のシーズンということで、うちの病院にも獣医師一人看護師2人が、新しくやってきます。
うちの病院は獣医師は獣医師が、看護師は看護師が育てるという鉄の掟があるので、私はもっぱら新しくやってくる獣医さんを指導することになるのですが、ワクワクしますね。
楽しみです。
「先生、ただでさえ忙しいのに、獣医さんの指導までしてると大変じゃないですか？」なんて、どこかの営業さんがいってましたが、まあ大変は大変ですが、楽しみのほうが大きいものです。
多分育児に似てるんじゃないかと思うのですが(育児したことないくせに、と言われそうですが)、子を育てる楽しみは、何物にも代えがたい喜びがあると思うのです。
え？育児はそんなに甘くないって！？
すみません、育児したことのない人間の戯言です。
まあ、それはともかく、41歳にもなると大分成長速度も遅くなってくるので、自分の技術向上だけをモチベーションに仕事しているのはなかなか厳しいのですよ。
その点新人の獣医さんは、スポンジが水を吸収するように、どんどん教えたことを覚え、成長し、ステップアップしていくわけで、この成長を間近で観察できるのは何よりも楽しいですし、この成長に自分が関われるというのはなんとも光栄なことです。
逆に自分の指導が悪ければ、うまく育てなかったり、ひねて育ってしまったりするわけで、責任重大とも思います。
今まで育ててきた弟子たちを見ていると、やはり自分によく似た診察、考え方、技術をもっているわけで、やっぱりこれは育児に近いのではと思います(しつこい)。
まあ、それはともかく、育児休暇中の看護師も含めると、うちの病院もとうとう16人の大所帯になってしまうわけで、このうち男は私を含めた2人だけという非常に、肩身の狭い思いをさらに強めていくことでしょう。
結婚するまでは、「若い女の子たちに囲まれて、なんで結婚できないんですか？」なんてセクハラめいたことを聞かれたりすることもありましたが、共学になりたての女子校に男の学生が2人編入させられた感じで、それはもうヒエラルキーの低い身分なのです。
いえ謙遜じゃなくて、マジでまじで。
おそらく序列で言うと、私は16人中15位の地位になり、弟子一号(男)は16位に成り下がることでしょう。
人は自分よりも不遇な人間を見ると安心するといいますが、彼がいてくれてよかった・・・
あんなに一生懸命働いているのに16位って ；ｘ；
願わくばいつか男の獣医さんなり、看護師さんなりがやってきて、弟子一号の順位がブービーに格上げされると良いのですが・・・(遠い目)
それはともかく、病院移転当時用意していたスタッフ用のロッカーも、シューズロッカーも、何もかもが足りなくなってしまったので、まずはそこの補充からですね。
変化の月、4月。
バタバタするのは産みの苦しみですが、それすら楽しくなってしまうのは、春の陽気のせいでしょうか。
そうだ、まずは新人歓迎会のお店考えないと。
焼き肉かな？焼き鳥かな？？
いやいや、とりあえず女性陣の意見を聞いてこなければ！！
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