先に一言謝っておかなければいけないのですが、私はたぶん今までの自分のままではいられなさそうです。
申し訳ありません。
以前のひとりごとに書かせていただいたので、すでにご存じの方もいらっしゃると思いますが、6月22日に結婚しました。
私にとってはこの上なくめでたく、患者さんたちにとってはもしかしたらあまりめでたくないことなのかもしれません。
仕事よりも大事なものができてしまいました。
今まで週に1日の休みも、手術だなんだと結局病院に降りてきて(2階に住んでいたので)、病院に来ない日はまあほとんどなかったと思います。
そして仕事で休日が潰れても、正直全く苦にもなりませんでした(その辺が結婚できなかった理由なのかもしれませんが)。
開業して12年。
奥さんと出会うまでの10年の間、実家のある石川県には仕事以外で3、4回位しか行ったことがありませんでした。
それが週に1度は石川県に行くようになりました(奥さんが石川の人なので)。
開業して一度も旅行に行ったことはありませんでした。
今後は年に1,2回はプライベートで病院を離れることになるでしょう。
診療が終わっても、遅くまでカルテを書いて病院にいることも多かったですし、日常の7割は病院にいた気がします。
今は病院が終わったら飛び出すようにアパートに帰ります。
健康診断も実は一度も行ったことがありませんでした。
まかり間違ってなにか大きな病気が見つかって、病院の融資なりに差し障りが出てはとくだらないことを考えて、医者の不養生もいいところです。
それが昨年初めて人間ドックを受け、初めて内視鏡を飲みました。
こんなに苦しい物を動物たちに飲ませていたのかと、申し訳ない気持ちになりました。
65歳位までは病院を頑張ろうと思っていたので、少なくともそこまで生きればよいかと思っていました。
今は95歳まで生きなければと思います(じいさんが93まで生きたので、おやじは94まで生きるそうです)。
きっといろんなことが変わっていくと思います。
結婚前はがんばって変わらなければと思っていたのですが、いざ結婚してみると自然に変わっていました。
奥さんは(今のところ)遠慮深い人なので、今まで通りで良いよと言ってくれますが、気が付くとプライベートの比重が明らかに増えていました。
今までプライベート1仕事9の割合だったのが、結婚してたった1週間ですが今はプライベート3仕事7くらいになっています。
多分今後はもっと変わっていくかと思います。
5対5くらいになっちゃうかもしれません。
もちろん獣医師としての情熱が衰えているつもりは全然ないのですが、今までの私に馴染んでいる飼い主さんはもしかしたら違和感を覚えられるかもしれません。
それでもできれば暖かく見守っていただければと思います。
体を壊さす、家庭を壊さず、できる限りのことは続けていくつもりです。
結婚して診療の質が落ちたと言われないように努力します。
それでも一番が仕事ではなくなった差はきっと出てくると思います。
もしかしたら逆に、診療のお説教が少し優しくなるかもしれません。
・・・ごめんなさい。やっぱり変わらないかもしれないのであまり期待しないでください。
なんつって、こんなこと書いておいて、来年の今頃どうなってるんでしょうね。
結局プライベート1仕事9に戻ってたりして^^;
なんでこんなこと書いちゃったんだろうと後悔してるかもしれません。
少なくとも今はそういう気持ちなのです(保険)。
今回うさぎの「う」の時も出てこないですし、ひとりごとですら無いですね。
そうです。これは単なる「ノロケ」です。
いいじゃないですか。
15年間仕事のことしか考えてこなかったおっさんが、かわいい嫁さんもらったんです。
そりゃーもう浮かれてますよ。
本当に申し訳ありません。
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