今年も無事一年が終わろうとしています。
無事と言っても、実はさほど無事でもなく、病院はボチボチてんてこ舞いです。
春から頑張って働いていてくれた弟子6号が諸事情により1年半ほど戦線離脱することになり、現在獣医師が私を含め3人になってしまいました。
3人で診療を回すのは何年ぶりでしょうか、5年ぶり?6年ぶりかな??
ただ当時と違うのはそのときと今の来院数や、手術数が倍近く違うということで、現在のところは来院数が緩む冬だから良いのですが、正直春が怖いです。
現在院長、珍しくフル稼働で働いております。
やればできるじゃん!
とはいえ、それでもどうにか頑張っていられるのは弟子1号と3号が一騎当千の強者だからで、1号が臨床歴10年目、3号が8年目になります。
彼らがいなければ、私はとっくに逃避行していたことでしょう。
どちらもとっくに開業していてもおかしくない腕で、よくもまあ見捨てずについてきてくれているものだと思います。
ありがたいですね。
人情が身にしみます。
弟子6号の帰りはのんびり待つことにして、とりあえず次の戦力を整えなければいけません。
忙しい毎日を過ごしながらも、いつか来るであろう(来るのか!?)弟子を勝手に想像して楽しんでいます。
どんな子が来るだろう?
うさぎ好きだろうか?
それとも猫派の人!?
外科が好きな人だろうか?
それとも循環器や腫瘍学に興味がある人だろうか?
(注:特に誰かが来るという予定は立っていません。単なる妄想です)
うさぎ好きや外科好きなら、自分の技術を思う存分教えてあげられる(大した技術じゃありませんが)。
もし私が苦手な分野が好きな人なら、色々教えてもらえる。
いずれにせよ、新しい人が来る、新しい風が入ってくるもので、それは私個人にとっても、病院にとっても大きなプラスになるのです。
修行時代、師匠がおっしゃっていた
「師匠といえば親も同然、弟子といえば子も同然。
師匠が弟子を育てるのは、親が子を育てるようなもので、それは損得ではなく、当たり前のことなんだ」という言葉を最近よく感じます。
深い〜です。
現在在籍している弟子たちも、卒業して各々の道に進んでいった弟子たちも、やはり私にとっては子供も同然で、良い獣医師に育ってほしいというだけではなく、単に幸せになってほしいと思います。
何かで困っていないか、何か手伝ってやれることはないかと思うことがあります。
弟子1号に至っては私よりも歳上なのに、それでもやっぱり息子に見えるわけで、年々おっさん臭くなっていっても、それでもやっぱり可愛いのです(41歳の坊主頭ですが)。
事情は別として、新しい弟子を迎えるというのは、私にとっては新しい家族が増えるということであり、やっぱりワクワクしてしまいます。
まあ、そんな夢想でもしてないと、この忙しさに心が折れてしまいそうというのもありますが・・・
富山の片田舎で、3年ほど頑張って修行しようという奇特な方がいらっしゃったら、ご一報ください。
とりあえず今年の紅白後半はももクロからスタートらしいので、数カ月分の元気を補給してもらってから来年を迎えようと思います。
今年一年とりとめもない駄文にお付き合いいただきありがとうございました。
来年もまた皆様にとって良い一年でありますよう。
業務連絡:弟子6号 1年半が2年になろうが、3年になろうが、この仕事をやっている間はいつまででも待ってるから、あせらず、のんびり、頑張れよ。
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