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アレス動物医療センター

風邪にご用心

 久しぶりに大風邪を引いてしまいました。
 風邪に大きいも小さいもないのでしょうが、ここ数年内では一番の風邪でした。
 
 うがいと手洗いを真面目にするようになって、ほとんど風邪らしい風邪をひかなくなっていました。
 ちょっとのどがイガイガしたり、鼻がムズムズしたりということはあったのですが、せいぜいその程度で、次の日にはケロリとしていることがほとんどだったので、久しぶりの風邪にちょっと驚いてしまいました。
 
 ちょっとここしばらく忙しい日々が続いていたからでしょうか、どっと疲れが来たんですかね。
 季節の変わり目というのも手伝ってか、鼻はズルズル、喉はガラガラ、頭フラフラ、全身のふしぶしが痛いという、もうフルコース。
 あの震えが来るほどの激しい悪寒は、おそらくかなりの高熱だったのではないかと思います。
 
 おそらくというのは熱を計っていないので、実際のところはわからないのです(医者の不養生の典型)。
 
 だって、熱はかって39度とかあったらもう、心が折れちゃいますよ(皆さんはちゃんと風邪の時は熱を計りましょうね)。
 
 しかもよりにもよって、そんな状態の日にうさぎのかなり厄介な骨折の手術が入っていて、こればかりは延期するわけにもいかない。
 これがつらい。
 一旦手術を始めると、鼻を噛むわけにいかないですから(鼻をかむたびに、手を洗って、術衣を着直す必要があるわけで、うさぎの骨折の手術でそんな時間のロスは許されないです)、鼻をズルズルすすりながら、開口呼吸で2時間超の手術をするという荒業。
 
 結果、手術が終わる頃にはもうふらふら。
 飼い主さんに手術が無事終わった連絡だけ入れて、午後の診療は休ませてもらいました。
 
 そこから18時間ぶっ通しで眠り倒したおかげで、次の日には頭痛程度の症状になり、鼻水もかなり形になってきて(汚いなぁ)、フラッフラからフワッフワくらいになりました(まだおそらく微熱があるが、やはり計ってない)。
 この日も一日院長デスクでほぼ電話対応と事務仕事だけさせてもらって、3日目には無事完治!!
 やっぱ睡眠は大事ですね。
 寝るに限る。
 
 それにしても、ありがたいですね。
 午後よろしく、てなことを言って、半日寝てても良い身分になったんですね。
 
 開業当初一人ぼっちで診療していたときは、生牡蠣にあたって食中毒になっていても(食べなれないもの食べるから)、診療を休めなかったのが、今は休みたい時に、急に休めるわけです。
 
 明日からは獣医師と看護師が更にひとりずつ増え、13人体制。
 しかも今回来る獣医師はすでに3年ほど臨床経験のある人ですから、半年もすれば、夢の週休二日制も実現できるんじゃないでしょうか。
 
 どうしよう!?
 週に2日も休みがあったら、もう休み放題じゃないか!!(なんのこっちゃ)
 
 まあ、なんだかんだ言っても今年の5月には40歳になってしまうわけで、アラフォーじゃなくてフォーになってしまいます(レーザーラモンHGみたいな)。
 そろそろ体も無理が利かなくなってくるでしょうから、週休二日制も許されるんじゃないでしょうか(スタッフに)。
 
 週休二日制になってもどうせ自宅(病院の2階)にほとんどいるでしょうし、呼ばれりゃ病院に降りていくでしょうから、スタッフからすると「そんなに今と変わるのかなぁ」と思われてるかもしれませんが、やっぱり大きく違います。
 
 だって、2階でパジャマでゴロゴロしていられるんですよ?
 録りためて、まだ見れていないアメトークとか相棒とかカウントダウンTVとか(すでに最新ヒットチャートでなくなっている)を流しつつ、ダラダラ折り紙折って、漫画読んで、ぼへーっとしていられるんです。
 いかもパジャマで!!(ココ大事)
 
 ああ、夢のよう。
 
 人間欲深いもので、昔は体調不良で休むことも出来なかったのが、これができるようになると、さらなる楽を求めるものなのですね。
 でも一応弁解じゃないですが、半日とはいえ病院を休んだのは多分6年ぶりくらいですから、結構まじめに働いてるんですよ。
 いや、ほんとほんと。



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