昨日はエキゾチックペット研究会の京都セミナーで、ようやく参加することができました。
エキゾチックペット研究会とは、ウサギや鳥、フェレットなどいわゆる犬、猫以外のペットの診療に力を入れる獣医師たちが集まる、やや(かなり?)マニアックな会です。
エキゾチック診療に力を入れる獣医師たちの総本山。
うさぎの診療を手がけてぼちぼち十数年になるのですが、実は今まで一度も参加できたことがなかったのです。
このホームページのせいか、ぼちぼち連載しているうさぎの原稿のせいか、富山にうさぎの診療をやってる獣医師がいるらしいが、誰もその姿を見たことがない、とのささやかな噂が流れているとかいないとか。
「どこの派閥にも属さない一匹狼」とか → 人見知りが激しいだけ
「アメリカ帰りのすごいやつ」とか → そもそも英語が喋れない
「実は単なるひきこもり何では」とか → おおむね正解
やや都市伝説じみた噂が流れているとの話を小耳に挟んだので、これは一度頑張って参加せねば!!と引き止める弟子1号の静止を振りきって、行ってしまいました。
エキゾチックペット診療のために日曜の忙しい日に、病院を抜け出してまでやってくる獣医師はいかほどいるものかと会場に行ってみると、いるはいるは、日頃草むらに隠れているのか石の影に隠れているのか、なかなか出会えないエキゾ大好き獣医師が会場いっぱいにいるのです。
それこそ北は北海道から南は九州まで、熊本から来られていた先生はそれこそセミナーのたびに二泊での参加とのこと。
たかだか富山から京都、東京程度の距離感で参加してなかった自分がもう、恥ずかしい恥ずかしい。
講演されている先生方の熱気と、それを一言たりとも逃すまいという獣医師の熱意がもう、熱い熱い。
いますよみなさん!
県に2,3人くらいはエキゾに燃えている先生が。
あきらめずに探してみてください。
そしていつかは石蹴って当たりゃ、エキゾ獣医師って時代が来るのかも!?
セミナーが終わり、主催されている先生方の懇親会に参加させていただいたんですが、エキゾの世界では知らぬものはいないという有名人ばかり。
本当はサインをもらって回りたいミーハー心をぐっと抑え、先生方との交流を楽しみました。
惜しむらくは日帰りで、終電までに帰らなければいけなかったこと。
ああ、泊まりにして、ずっと皆さんと一緒に居たかった。
そしてその飲み会の中でも(あ、飲み会って言っちゃった)、エキゾに対する先生方の情熱が熱い!!
うさぎの骨折に関する講演をされていた兵庫の先生(名前かってに書いちゃまずいかな)が、ちょっとほろ酔いになりながらも
「だって、うさぎの飼い主さんたちって、みんないい人達じゃない!
助けてあげたいじゃない!!」
と熱く語ってらっしゃいました。
かっこいい!
おいくつなんでしょう?50歳前後でしょうか?
今もなお熱く燃え続けているその先生を見て、憧れずにはいられなかったですね。
あんな大人になりたい!!
お話を聞いていると、なんだか師匠と話をしているようでした。
うちの師匠はクールに燃えているタイプで、一見真逆のように見えるのですが、うちに秘めた情熱の熱さが似ているのか、初めてお会いしたのに、すごく懐かしくも感じました。
あー、僕もお酒飲めたらなぁ。
下戸な我が身を久しぶりに嘆きましたね。
飲めてたら「お父さんって呼んでいいですか」とか言っちゃいそう(そしてドン引きされそう)。
セミナーの内容ももちろん勉強になったのですが、こんなにエキゾチック診療に力を入れている先生方がいて、さらなる高みを求めて切磋琢磨している姿に、萌ないはずがない。
いや燃えないはずがない。
がんばろー!!ってヤル気がもう、ふつふつと湧いてくるのですよ。
きっと11月の学会にも参加します!
今度はホテルとって!!
と大見えを切ってきてしまったので、ごめんね弟子1号。僕11月も二日間ほど病院を開けるよ・・・とここで、ひっそりと告白したりなんかして。
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