重なるときには重なるもので、重病患者のオンパレードで、スタッフの疲労ぶりが半端ない状態になってきています。
去年の3月も、えらい忙しさで、スタッフ全員(私を含め)死んだ魚の目のようになっていました。
しかし今年の3月は特に大荒れもなく、スムーズにおわったので、「ああ、あれは事故のような忙しさだったのね」とか思っていたら、一月遅れでやってきました。
怒涛の忙しさが。
なぜか一時に来るは来るは、骨折、脱臼、骨折、腸閉そく、骨折、椎間板ヘルニア、骨折、門脈シャント、骨折、腸閉そく、骨折…
春は骨折のシーズンなのか?
まあ、骨折はたまたまにしても、こういうヘビーなのって、週1か2くらいで私的にはおなかいっぱいなのですが、毎日2匹も3匹も来ると、ちょっと(というかかなり)過食気味。
でも、いざという時に頼ってもらえるというのも、うれしいっちゃーうれしいんで、複雑な乙女心です(もうすぐ39歳になります)。
ただまあ、私よりもはるかに労働量の多いスタッフの疲労は見ていて気の毒なくらいで、人員不足は否めないですね。
今年も看護師が二人増えて、スタッフ13人体制になったのですが、それでも足りない。
全然足りない;x;
来年は看護師だけでなく、獣医師も欲しいところです。
看護師さんの求人はすでに動物看護学校に出したのですが、獣医師の求人票を書かねば…
書かねば、と思うのですが、これが面倒くさい。
全部で16大学?あって、これが全部書式が違う。
統一してくれよん、とか嘆きつつ、ちまちま似たような求人票を埋めつくさねばいけないわけです。
今の世の中同じ求人書式にして、ネットで一斉送信!!てな感じにはできないもんなのでしょうか。
こんなくそ忙しい時にそんなもん書いてられるかーい!
とか思っていたら、獣医学雑誌の原稿構成が届いたりなんかして、社会保険、雇用保険の書類なんかもやっつけなきゃいけなかったり、銀行回りをしなきゃいけなかったり、自転車こがなきゃいけなかったり、貯まったテレビ録画も見なきゃいけなかったり…(最後のは余計)。
いやーん まいっちんぐ!
って感じですね。
…って、今書いてたら、なんかこのくだり見覚えが…
振り返ってみると、2年前のゴールデンウィークにも同じこと書いてましたね。
2年たっても大学病院の体制って、そうそう変わらないってことでしょうか(まあ、特に要望出したわけでもないんですけど)。
弟子5号も順調に育ち、かなり診療の回転もよくなって、私も楽になったのですが、それでもまだまだ患者さんをお待たせする時間が長いと思います。
じゃあ、もっとトークを減らして、短時間で診療終えりゃあいいのに、なんて同業者からは言われちゃいそうですが、これも性分に合わないし。
私も何ですが、弟子もみんな長話の診療獣医師に育ってしまって、これもまあしょうがないですね(私が育てたんだから、そうなっちゃうのも当然です)。
待ち時間を少しでも短く、診療時間を少しでも長く、というとやっぱりスタッフを増やしていくしかないのかもしれません。
また税理士さんに人件費かけ過ぎって怒られちゃいそうですね。
ま、いっか。
少人数でがっぽりもらっても、健康害しちゃ意味ないですもんね。
ほどほどにお給料もらって、体壊さない程度に働く。
いいじゃないですか。
ある意味、最高のぜいたくのような気がします(と自分に言い聞かせる)。
とりあえず、今日の診療終わらして、骨折の手術も終わらして、経理業務も終わらせて…
求人票を書くところから始めましょう。
一日24時間じゃ、足りないなぁ。
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