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アレス動物医療センター

一歳以上の避妊手術

疑問、質問

以前、うさぎの人工哺育に関して、盲腸フンの摂取の事でご相談させて頂いた者です。お蔭様で、元気に成長し、もう一歳になりました。

そろそろ、二羽の女の子の病気予防の為の(避妊)手術をと考えております。

その手術なのですが、かかりつけの獣医師より、うさぎさんの負担も考慮して、子宮を残し、卵巣だけの摘出手術の選択もあると聞かされました。

これまで飼っていた女の子達は、子宮、卵巣共に摘出しています。(同じ獣医による)。
ちなみに、手術予定の子はミニレッキスで2,000グラムと1,500グラム前後です。 人工哺育なので母乳で育った子からすると、免疫がどうなのか心配ではありますが、将来のガン等の病気は防いであげたいのです。 卵巣のみか、子宮、卵巣共に摘出するか、迷って結論が出ません。

ダックス先生のお考え、アドバイスを是非お聞かせ頂きたいと存じます。

どうぞ、宜しくお願いします。

お返事

 さて、これは獣医師によっても考え方が異なるのかもしれませんが、私は子宮と卵巣両方摘出すべきではないかと思っております。

 1歳未満であれば、卵巣摘出術だけでも、十分子宮癌の予防効果は期待できると思うのですが、すでに1歳を越えてらっしゃるようですので、そうすると、もしすでに子宮になんらかの異常があった場合、卵巣をとっても、この異常の進行をとめることが出来ない可能性があるからです。

 以前私が担当した子で何人か、生後2から4歳で卵巣摘出術を受けたが、後に子宮癌になってしまった子がいました。

 実際の手術を見たわけではないですが、術後偽妊娠や乳腺の腫れなどがなかったことから、おそらくきちんと手術は成功されていたのだと思います。
 とすると、可能性としては、卵巣摘出手術の段階で、すでにもう子宮の病変がスタートしていたのではと疑っております。

 実際2歳3歳のうさぎさんの通常の避妊手術の後に、病理検査を出すと、子宮内膜過形成などの異常所見が検査報告されることも多く、犬や猫と異なり、ウサギでは2歳当たりでも十分支給疾患がスタートしうるということなのだと思います。

 うさぎさんの麻酔の安定度にもよると思いますが、すでに1歳を越えていらっしゃるのであれば、可能であれば卵巣子宮全摘出のほうが無難なのではないかと思われます。
  



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