先日、動物園でウサギを見て気がついたのですが、うさぎはかつてげっし目に分類されていましたが、いつからウサギ目になったのですか?また、なぜウサギ目が出来たのですか?
ここで質問するべきではないとは思いましたが、ほかに見つからないので、出来たら教えてください。
(一部ホームページ用に中略しております)
さて、ご質問の件ですが、分かる範囲で答えさせていただきます。
私達が一般に言うところのうさぎは、分類上は現在哺乳綱 重歯目(ウサギ目)ウサギ科アナウサギ属に属します。
これに対しはリスやラット、マウス、モルモットなどは哺乳綱 げっ歯目に属するわけで、これは分類上かなり遠いということになります。
どれくらい遠いかというと、犬と猫はどちらも同じ食肉目に属するので、それよりもまだ遠いということになるのです(理論上は)。
昔はどちらもげっ歯目に分類されていたのですが、新たに分類され(たしか20世紀に入ってからのことだったと思いますが)、ウサギだけ重歯目に別けられたのです。
これはうさぎの上の門歯(前歯)がげっし目と違い前後に二重にあるので、重歯目というふうに別けられたそうです。
げっ歯目は上の前歯も下の前歯も1列です。
しかし、それ以外の生理面の特徴などは非常によくにてます。
ちなみに、日本在来のノウサギと一般に飼われているアナうさぎは属が違います(アナウサギ属とノウサギ属)。
これはタヌキと犬ほど違うということで、交配しても子供はできないのです。
・・・蛇足ですね。
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