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アレス動物医療センター

避妊手術は必要か?

疑問、質問

  あるうさぎのメーリングリストで、女の子のうさぎは繁殖する気がないなら避妊手術をしたほうがいいというのです。
 理由は子供を作らないと子宮ガンになりやすいというからだそうですが,繁殖する気がないならしなければいけないのですか?
 それとするなら生後6ヶ月がいいというのですが・・・
 どうでしょうか?本当なんですか?

お返事

 さて、ご質問の件ですが、結論から言いますと、出来たら避妊手術を受けた方が良い、ということになります。

 うさぎの子宮の病気というのは不思議と多く、子宮蓄膿症、子宮癌などがその代表なのですが、どちらも命取りの病気です。
 ですから、その予防という意味でも、若く元気なうちに出来たら手術を受けたほうが良いというのが理想論です。

 ただ、どんな手術でもリスクというのはつきもので、それはウサギに限らず、犬や猫、人だって全身麻酔というのは、わずかながらも危険性はあるのです。
 特に、犬、猫、人などと異なり、うさぎは挿管(気管の中に直接酸素を流し込むチューブを入れる)ことが出来ないので、マスク麻酔となり(ドラマとかでよく見る、口にかぶせてるだけの麻酔)、その分犬や猫よりも若干危険性は高くなります。
 それでも、今のところ私は麻酔でウサギが死ぬのを運よく見たことはないのですが、これは単に運が良かっただけで、いつ何時そのような麻酔事故に合わないとも限りません。
 たとえ0.01%でもそのような危険性がある以上は、獣医師は「絶対大丈夫です」などとは口に出来ず(というか、してはいけないと思うのですが)、飼い主さんにはその危険性をご理解の上で、という話をして手術をします。
 ちなみに同じような話を、犬の避妊手術や猫の去勢手術でも、いつもしています。

 ようは、手術の危険性と、将来起こりうる子宮の病気のリスクを秤にかけるということになるわけで、私はどちらかというと手術をしてあげたほうが、良いだろうと言う考えに至るわけですが、これは考え方次第で、この話をした結果、やっぱり手術は止めときます、という飼い主さんもいました。
 
 最終的には飼い主さんが決めるしかないのですが、出来れば前向きに考えてあげてはいかがでしょうか。


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