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アレス動物医療センター

うさぎの飼い方 水

2015/4/2更新

 水はウサギが生きて行くうえで、当たり前ですが、もっとも大切なものの一つです。

 うさぎは食餌なしに数日間は食糞に頼って生きられますが(そのあと死ぬかもしれませんけど)、水は24時間以上飲まなければ、即命にかかわってきます。

 また、体のわりにたくさんの水を必要とし、同じ体重の犬の2〜3倍以上飲むうさぎもいます。
 ただ、ある日突然大量の水を飲むようになったら、おかしいと思ってあげてください。
 
 給水ボトルの水漏れ、室温が高すぎる、湿度が高すぎる、何らかの脱水症状を起こす病気(腎不全、糖尿病、消化器疾患、子宮疾患)いろいろな原因で、水を大量に飲むこともあります。
 おうちでなんでだろうと首をかしげているのではなく、病院に相談すべきです。

 容器は陶器などのひっくり返しにくいものか、あるいはケージに固定できるタイプのものが良いと思います。
 給水ボトルは衛生的なのですが、高齢になって首の背骨などが悪くなってると、上を見上げて水を飲みにくくなるウサギも多いため、飲水量が減って腎不全になってしまう子もいるようです。

 食器は毎日きれいに洗浄し、新鮮な水を取り替えるまめさがうさぎの飼い主には必要不可欠です。
 
 給水ボトルに入れる水の量は毎日決まった量にしておきましょう(200ccなり、100ccなり、次の交換まで十分残る量で)。
 こうすることで、水の減りがいつもより多い、少ないという異常に気付きやすくなります。

 毎日決まった時間に決まった量の水を、規則正しい生活が大事なのは人間だけではないのです。



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