4月は診療や事務仕事だけでも忙しいのですが、今年はさらに求人票の作成にも時間を割かなければいけません。
来年誰かよい獣医さんが来ないかと、期待に胸を膨らませながら、せっせと求人票を作るのです。
早いもので開業から8年近くたちました。
弟子1号は獣医師家業7年目に突入し、もうあまり手のかからない子に育ちました。
彼がいるおかげで私はきちんと休日をもらえているといっても過言ではなく、本当に助けられています。
はじめてあったときは、高校球児かと思うくらいの初々しさだったのが、いつの間にか坊主頭のおっさんになってきました。
弟子2号は今福岡県の病院でがんばっています。
がんばりすぎて体を壊していないか、お父さん(弟子はみな我が子のように思えるので)はいつも遠く富山から心配しています。
今度久しぶりに会えるようです。指折り数えて待ってます。
弟子3号も今年で獣医師家業5年目に突入、こちらもすでに手のかからない子に育っています。
お父さんとしては、少し寂しいくらいです。
ちなみに鳥の診療に関してはとっくに私の知識を上回ってしまい、すっかり任せてしまっています。
弟子4号も早いもので獣医師家業3年目突入。ちょっと前に出会ったばかりのような気がするのに、もうそんなに時間が流れているのだなとびっくりさせられます。
もちろんまだまだひよっこです。
補助輪はずしたばかりの子供の自転車練習に付き合うお父さんのごとく、「お父さん手を離さないでね!」「離さないよ〜」「絶対離さないでね!」「絶対離さないよ〜」とか言いながら、こっそり少しずつ手を離す段階です(たとえがわかりにくい)。
しかし診療風景は威風堂々としており、私よりもよっぽど男らしい診療と看護師さんに人気です(ちなみに女性獣医師です)。
竹を割ったような性格というか、竹を叩き割るナタのような男気というか・・・とにかく男前です(くどいようですが女性獣医師です)
弟子達が育ってくると、院長の仕事もだんだん事務仕事が多くなってきてしまい、雑誌の原稿書いたり、事務仕事したりというのも大事な仕事なのですが、なにぶんデスクワークが苦手なものですから、そろそろ弟子5号を探そうと思い立ちました。
思い立ったのは良いのですが、これがなかなか大変です。
獣医学科を含む大学が全国に16あり、それぞれ求人票が違う;x;
求人票の取り寄せに電話から始まり、16大学分書いて、それぞれの住所に送る。
こういうの今の世の中、どっかにメールかなんかで送ると、自動的に16大学に配られるとかいうシステムにはならないものなんですかね。
せめて書式を統一してくれ、と思いながら、せっせと求人票を作るのです。
でも良い人が来ないかなと思いをはせていると、この苦労もまたたのしです。
あんまり趣味らしい趣味はないので、しいて言うなら弟子を育てるのが趣味なのかもしれません。
はっきり言ってとても楽しいです。
日に日に成長していく弟子を見ているのは、なんともいえない喜びがあります。
それにとても楽になります(育てるのは大変だけど)。
先に書いたようにすでに開業から8年近くたち、カルテもそろそろ8000件に達そうかというところです。
もはや私一人で太刀打ちできる数ではなくなってきています。
これを一人で診療しようと思うと、一件一件時間をかけてなんていってられなくなり、流れ作業のようになってしまいそうで怖いのです。
そういう診療ができるのももちろん技術であり、尊敬すべき能力なのですが、どうも私のスタンスには合いそうもありません。
今も開業当初とさほど変わらず、時間をかけて診察をしていられるのは、やはり他のスタッフ達のおかげです。
毎日エアバイクこいでいられるのも彼らのおかげです。
レコーディングダイエットに打ち込んでいられるのも彼らのおかげです(仕事しろ)。
ありがとう、そして今後も楽させてね・・・
全然関係ない話ですが、今ひとりごとを書いていてふと思ったのが、今いる弟子が7年目、5年目、3年目・・・
! 七五三だ!!
・・・いや、ほんとに関係ないんですけどね。
ちなみに私、七五三って3人以上の兄弟姉妹がいて、惑星直列のごとく偶然7・5・3歳の子供が揃ったときだけ行われる奇跡的な行事だと、結構な年になるまで信じてました。
私は姉と二人姉弟で、しかも結構年が離れていたので、残念ながら七五三という行事をやってもらえなかったのかと思ってました。
・・・単に手を抜かれただけだったんですね。
おぼえてないだけかな!?
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